心も体もぽっかぽかになる魔法の絵本
まちはずれの小さなお屋敷に一人ですんでいる魔女のメル。 魔法はあんまり得意じゃないけど、生き物たちの声を聞くのは上手で、毎日、植物や動物とにぎやかにおしゃべりしています。 ある日、物知りのフクロウから、今夜町の広場で開かれる収穫祭の話を聞きます。もしかしたら、友達だってできるかも、とわくわく。 広場に向かう途中、とある家で、元気のない男の子に出会います。 その子を元気づけようと魔法の呪文を唱えてみるけれど、メルの魔法はやっぱり大失敗。でも、その失敗のおかげで不思議な扉が開かれ、メルと男の子はふしぎな冒険へ駆け出すことに・・・・・。
実りの秋にぴったりの、心も体も元気になるような絵本です。
【編集担当からのおすすめ情報】 フランス・パリ在住、ボローニャ国際絵本原画展にも入選した経歴の著者が、ヨーロッパの収穫祭をモチーフに生み出した、やさしくてほっこりするファンタジー物語絵本です。おいしいスープを飲んで、心も体も温まる幸せなひとときを過ごしたくなりますよ。
魔女のメルは魔女らしいことは得意ではないけれど、聞き上手という素晴らしい長所があります。
そのおかげで一人の男の子を元気にして、そして友達になることができました。
お話が進むにつれて、男の子の表情がだんだん明るくなっていきます。
それがメルの聞き上手のおかげのような気がして、私の心も明るくなっていくようでした。
柔らかな言葉と優しい絵で、とても癒されました。 (めむたんさん 40代・ママ 男の子22歳)
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