|
核ミサイル発射のカウントダウンが、今まさに始まろうとするその瞬間、男の意識は、40年の時を遡る。表題作「秒読み」ほか、筒井康隆の精髄14作品を収めた傑作集。
筒井康隆さんの短編集。挿絵も多かったです。
内容的にはけっこうこわい内容が多かったです。こわいにしてもこわいの種類は豊富ですね。
表題作は世界滅亡の寸前から、過去に戻った男のお話。五十代の記憶を持ったまま十代に戻るとなると、たしかに全く同じ道は選ばないかも。
駝鳥の話とか好きでした。金の時計を食べた駝鳥にお前の肉をよこせと要求する男のお話。
走る取的のお話が個人的には一番怖かったです。相撲取りの取的にひたすら追われる恐怖。 (みちんさんさん 30代・ママ 女の子7歳、女の子5歳、女の子1歳)
|