その日、よりにもよって一年の中でいちばんすてきなクリスマス・イブに、スクルージは事務所で仕事をしていた。そこへ、おいのフレッドがやってきた。「クリスマスおめでとう、おじさん!」「ふん、ばかばかしい」スクルージは、やさしい心のかけらもない、がんこな老人だった。「わたしの好きなようにできるなら、『クリスマスおめでとう』などと言ってまわるような愚か者は、グツグツにこんで、ヒイラギの枝をブスリとさして、土の下にうめてやるところだ!」ところがその夜から、スクルージの前に、三人の幽霊があらわれて-小学生のうちに読みたい名作。
ディケンズの「クリスマス・キャロル」のお話が大好きです。小説の他に児童書があるのは知っていましたが、絵本もあるんですね。
知っている物語が絵本になると、イメージが違ってがっかりしてしまうこともあるのですが、こちらはお話の雰囲気そのままのイメージだったので、楽しく読めました。
この絵本でスクルージおじさんのことを知ったら、ぜひ原作も読んで欲しいです。 (クッチーナママさん 50代・ママ 女の子20歳、女の子17歳、男の子15歳)
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