新刊モニターの感想 好きな作品3つ 「麦穂てんとう虫」 「梅と満月」 「誕生」 5歳の娘と読ませていただきました。「麦穂てんとう虫」は、声に出して読むと非常に気持ちよく、短いので何度も読み、すっかり暗唱してしまいました。娘が大好きなてんとう虫も登場しますし、「生きることにあくせくしない」「ななほし」「麦穂(むぎほ)」などが、それぞれ口に出すとさわやかで、母娘にとってすっかりお気に入りの一節になりました。 「梅と満月」は、静かな情景が浮かんできます。確かな自然のうつろいと、それを観察するまなざしが描かれているところに感動しました。 「誕生」は、スケールの大きな詩であるのに、最後の一節で、ぐっと身近な風景に引き込まれるスピード感に圧倒されました。 (佐々木ミユキ 30代 女性)
|