今なお続く現実から、目を背けるな
2022年2月に始まった、ロシアによるウクライナ侵攻。 ジョージ・バトラーは渦中のウクライナにおもむき、 市井に生きる老若男女の声に耳を傾けた。 体中に銃弾をあびた元兵士、 息子を虐殺された母、 砲声の中で遊ぶ幼い兄弟――。 彼らはなぜ、勇気と決意を奮いおこせたのか? 現代の大きな悲劇についての証言を、 フルカラーのスケッチとともにお届けする。
【編集担当からのおすすめ情報】 「忘れてならないのは、人々が本書で語ったようなことは、今もまだ、ウクライナの前線や塹壕、病院やこわれた家屋の中で起きている、ということです。わたしは常にそのことを考えています。あの人たちは、今、どこにいるのでしょうか。」 ジョージ・バトラー(あとがきより抜粋)
この本には、4歳から99歳まで、学生、医師、建築士、兵士など、さまざまな人々が登場します。 彼らはそれぞれの人生を歩んできましたが、2022年2月に生活は一変しました。 日本人にとって、ウクライナ侵攻は、遠い国の問題に感じるかもしれません。 しかし、ウクライナで生きる人々は、今もまだ、祖国のためにそれぞれの形で戦い続けています。
彼らは何を思い、どんな日々を過ごしているのか。 バトラーが描いたスケッチとともに、ウクライナの人々の言葉をお届けします。 全ての人に読んでいただきたい一冊。 どうか、この現実から、目を背けないで。
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