●児童文学の第一人者、松谷みよ子さんによる監修・構成
「竜の子太郎」「ちいさいモモちゃん」など、題名を聞いたらすぐにお話が思い浮かぶ、児童文学作家・松谷みよ子さんが、子どもの心を育てるということをテーマに日本や世界の昔話から101話を選び、2巻に構成。民話研究家である松谷さんならではの視点で選りすぐられたお話は、お母さんにはおなじみの、子どもたちには親しみやすいものばかりです。
●有名イラストレーターによる、美しく楽しい挿絵
黒井健(花さかじい)、井上洋介(おおかみのまゆ毛)、島田コージ(さるじぞう)、南塚直子(シンデレラ)、永田萌(十二の月のおくりもの)、田島征三(大きなかぶ)、長新太(三びきの子ぶた)、太田大八(金の魚)、飯野和好(力太郎)、伊勢英子、村上豊、宇野亜喜良など、個性豊かな有名イラストレーターによる挿し絵。一話ごとに変わる、素敵なイラストの世界が堪能いただけます。
@生きる力を育てるお話編 (主な収録作品)力太郎/おむすびころりん/一すんぼうし/赤ずきん/ねずみのよめ入り/さるかに/てんぐの羽うちわ/ブレーメンの音楽隊/ヘンゼルとグレーテル/ジャックとまめの木/かもとりごんべえ/金のあひる/おおかみと七匹の子やぎ ほか
Aやさしい心を育てるお話編 (主な収録作品)花さかじい/もも太郎/びんぼう神とふくの神/つるのおんがえし/したきりすずめ/くつ屋さんとこびと/もも売りとのさま/こぶとりじいさん/シンデレラ/なし売りとせんにん/しらゆきひめ/三びきの子ぶた/金のおの 銀のおの ほか
全2巻が箱入りセットになりました!
長女が産まれたとき、ちょうど「絶対音感」という本がはやっていたせいもあり、ぜひ子供達に昔話を読み聞かせたいと思っていました。そのときに、松谷みよ子さんが監修とあったので、間違いはないだろうとこの本の1巻をまず購入しました。
1巻は、小さな子には読み聞かせるにはちょっと長めのお話が多かったのですが、私自身が懐かしさのあまり夢中で読んでしまいました。
そこで、すぐ2巻を購入。2巻の方が、2ページ足らずで終わる昔話も多数あり、また、こちらの方が知っているお話も多分多いかと思います。0歳だった娘は2巻の方には興味を持って聞いてくれていました。
各お話の挿絵がひとつづつ違い、しかも、かなり有名な方が書いています。その各お話の挿絵が表紙や裏表紙、目次に網羅されていて、字が読めない娘も、「この絵のお話が読みたい」と表紙や裏表紙や目次の絵を眺めて、その日の読み聞かせを決めていました。その後産まれた次女も、同じようにこの絵本から指差しで、読みたいところを教えてくれていました。
6歳になった今でも、「この本のこれが読みたい」と題名ではなく、絵をさして言ってきます。また、自分たちで絵本を読むようになって、「あ、この絵はこの本のこのお話を書いた人だ」と絵で覚えている娘達は、覚えていて教えてくれたりします。(大人には難しい芸当ですよね)
昔話入門にもぴったりの秀作だと思います。 (セルバさん 30代・ママ 女の子6歳、女の子5歳、男の子0歳)
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