おにいちゃんのエーミルがいたずらをしては作業小屋に閉じこめられるのを見て、小さなイーダはうらやましくてしかたがありません。小屋には何か楽しいことがあるのでしょう。イーダもいたずらを考えますが…
「長靴下のピッピ」で知られるリンドグレーンの作品です。リンドグレーンの作品はたくさんありますが、そのなかでもエーミルは特にお気に入り。可愛いいたずらっ子のエーミルのキャラクターと、おもしろいいたずらと、スウェーデンの農村の様子があたたかく描かれていて、お話の世界に引き込まれます。
いたずらをすると、お父さんにお仕置きとして作業小屋に閉じ込められるエーミル。でもエーミルは全然平気です。そして妹の小さいイーダも、作業小屋に閉じ込められてみたいと思うのですが、いたずらってどうやったらできるの??と悩みます。
いたずらをしようと思ってするんじゃない、やることがいたずらになってしまうんだとエーミルに教えてもらいます。そのことを身をもって学んだイーダのいたずらとは??イーダは果たして作業小屋に閉じ込めてもらえるのでしょうか。
こども心を見事に描いた、あたたかい作品です。 (げがんさん 30代・ママ 女の子4歳、男の子2歳、男の子0歳)
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