大きなビルの建設現場。あらしの夜に様子を見に行った作業員に、悲劇がおこる。やがて、おかしなうわさが広がった。だれもいないのに、たしかにとなりに「だれか」いる!
タイトルだけを見ると、ちょっと嫌厭しがちな本ですが、
読んでみると印象は変わりました。
人の数だけ、魂があり、魂の数だけ、それぞれの思いがある。
思いが強ければ強いほど、魂は、思いのある場所にさまよい続ける。。
でも、それは決して気味が悪いものではなく、その思いを知って受け止めると、
織り込まれているあたたかい絵の力も手伝って、何故か、優しい気持ちになれる…。
色々な人の人生に触れられて色々と考えさせられる本なので、
子供たちにもぜひ読んであげたいです。 (ぶちびっきーさん 40代・その他の方 )
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