やさしくって食いしん坊なお医者さんのおはなし。 「うさぎのミミちゃんがおなかがいたいって。いそがなくちゃ。」やまねこ先生が病院をとびだしました。 ところが、途中でたぬきのポコちゃんが足をすりむいていたり、ぶたのブー君が木から落ちてけがをしていたり…。 みんなを治療して家までおくってあげるたびに、やまねこ先生はお礼にたくさんのご馳走をいただくことに。 ようやくうさぎさんちに着いたと思ったら、ミミちゃんは「食べすぎだったみたい。」とすっかり元気。 するとこんどは、やまねこ先生のおなかが痛くなって…。穴あきのしかけページも入った、楽しさあふれる絵本です。
やまねこ先生は、みどりがはらの病院のお医者さん。
ある日、『うさぎのみみちゃんが おなかがいたい』という連絡をもらって、やまねこ先生は急いで往診に向かいます。
ところが、途中でケガをしたたぬきに会って、家まで送ってあげたり、おぼれているきつねを発見して家まで送ってあげたり・・・。
やまねこ先生は困っている人を見ると放っておけない優しい心の持ち主なんでしょうね。
それに加えてお人好しで、断れない性格。
おなかが痛くて待っているうさぎちゃんを思うと、読んでいるこっちもハラハラ焦ってしまいます・・・。
簡単なしかけも取り入れられていて、楽しみながら読めるし、お話もメリハリがあって楽しく、最後のオチも娘と笑ってしまいました。
園児にちょうど良いお話だと思います。おすすめです。 (*どんぐり*さん 30代・ママ 女の子4歳)
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