いなかの古い大きな家にすむうさぎのおばあちゃん。こどもたちも大きくなり町へでていき、大きなおなべがのこりました。そこで…。
読み始めた時に、息子が「ほら、くまが出てきて、けがしてて 冬眠しててさ、あれに似てるよね」と言いましたが、「あれ」とは「どんぐまさんのふゆごもり」というお話だったようです。
雪のふる日にうさぎばあちゃんのところにやってきたたぬきの家族を見て息子はそう思ったようでした。
恥ずかしいのですが、絵をよく見ていなかったせいもあって、うさぎばあちゃんだけ、人間のおばあさんだと思っていました。
人間のおばあさんなのに、動物向けのレストランってどういうことだろう?と、疑問に思いながら読んでいたんですよね。
よく見ると、おばあちゃんの耳、うさぎの耳でした。でも顔だけはとても人間っぽいのでわからなかったです。
一人暮らしになっても家族が多かった時代のことや、また何か使えるかもしれないと思って大きなおなべが捨てられないという気持ちは共感できました。
温かくてほのぼのとしたお話だと思います。低学年の一人読みにもちょうどよさそうです。 (はなびやさん 40代・ママ 男の子8歳)
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