内容:ちびろばくんは、友達のヤッキーのためにプレゼントを買いました。でも……とっても素敵な凧なので、ちびろばくんは渡したくありません。 解説:オランダで大人気の作家リンデルトクロム氏が送る、ちいさなろばくんの心温まるお話です。 ちいさなろばのちびろばくんは、お誕生日のヤッキーのために、プレゼントを買いに行きました。お店には、ちびろばくんが見たこともないおもちゃがたくさん! その中でも、とっても素敵な真っ赤な凧を選びました。だけど、その凧が気に入ってしまったちびろばくんは、ヤッキーに渡したくありません。いらなくなったぬいぐるみをプレゼントにしようと考えたり、「なくしちゃった」とウソをついてみたり……。 結局、ちびろばくんはお母さんに連れられて、お誕生日会へと向いました。そして、しぶしぶヤッキーにプレゼントを渡しました。すると、ヤッキーは顔を真っ赤にして大喜び! 二人はその凧で、日が暮れるまで遊びました。そしてちびろばくんは、お母さんに訊ねました。「かあさん、ぼくの誕生日いつ?」 温かい絵と共に、ちびろばくんの心の成長を描いた一冊。
ちびろばくんは、なかよしのヤッキーのたんじょうびプレゼントに、たこを選びました。
ところが、そのたこを気に入ってしまい、あげたくありません。そこで、自分のいらなくなったクマをあげようとしたり・・・。
なんとも、ほのぼのとしたお話です。
こういうことって、幼い子にはありがちですよね。
子どもの心の隅々までがよく伝わってきて、思わずクスリと笑っちゃいます。
サバサバとした(男性みたいな)かあさんろばの口調も新鮮です。たまには、こういうかあさんがいたっていいですよね!(現実にはいっぱいいるんだから・・・)
絵も、シンプルなのに、あたたかく、見ていて楽しいです。
ろばとやくなんて、絵本界でもめったにお目にかかれない動物たちが主人公というのも気に入りました。 (ぼのさん 30代・ママ 男の子9歳、女の子7歳、女の子2歳)
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