ある日大根が、橋の上でおおあくび。ちょうど川のなかから見ていたコイがからかう。 お互いにやりあっているうちに、仲間の数が多いのはどっちかの言い合いに。 そのうち大根の仲間は野や山から、コイの仲間は川の上下から続々と集まってきて、あたりは大騒ぎに。 数を数えようとするが、あとなしくしてないので、ちっともはかどらない。 押し合いへし合いのかげく、橋が壊れてしまい、野菜たちも魚たちもみんな水の中。 勝ち負けなしの数比べでした。
昔ばなしのような、そうでもないような。
野菜とさかなが数を競うって、発想がすごいですよね。
でも子供たちには日常によくあることと思います。
わらび、ぜんまいなどの日頃あまり食卓にのぼらない野菜、ひい、ふぅ、みいという数え方。
ふだんはすっかり忘れていたものを色々と思いださせてくれる絵本でした。
終わり方も絵本らしくて、とても好きです。 (ミキサー車さん 40代・ママ 男の子3歳)
|