「助けて! ハムスター殺しがきた」ある日、とつぜんの悲鳴がフレディに届きました。驚いたフレディは、マスター・ジョンとコミュニケーションを取りながら、悲鳴の主が野生のハムスターで、住家の小麦畑が工場の建設予定地として開発されそうになっていることをつきとめます。そして、人間と協力しながら、仲間の黒ネコ・サーウィリアムと2匹のモルモットたちと一緒に救出作戦を展開しようとするのですが、この野生のハムスターたちはけんかっ早くてがんこ者。なかなかフレディの言うことを聞いてくれません。さて、結果は…?
上の子が大好きなシリーズの第3巻です。
主人公は、人間の言葉を理解して、パソコンを使って会話まで出来ちゃう、スーパー・ハムスターです。
今回は、フレディが外から助けを求める声を聞きつけ、飼い主のマスター・ジョンや、知り合いの雑誌記者リーザと共に、野生のハムスターたちのために奮闘する話。
娘は1日で読み切って「あぁ、面白かった」といってました。
この作品の面白いところは、ハムスターでなくてはできないこと。
また、ハムスターにはできないことだけど、他の動物の手を借りたり、人間の手を借りたりすればできること。を、上手に使って、
物語の世界を広げてくれているところです。
今回も、フレディの仲間・自称役者のモルモット「エリンコとカールソー」は、自作自演のミュージカルを要所要所で見せてくれます。
私は、このモルモットたちのシーンはあまり好きじゃないんですが、
子どもは好きで、この2匹が面白いんだよ!といってます。
3巻目にしてやっと、フレディは大好きなゾフィー(最初の飼い主の女の子)に、自分が「人間の言葉を理解して、会話をすることも出る」と打ち明けます。
このゾフィーがだいたい10歳くらいなので、お薦めは小学校中学年くらいから、特に動物の好きなお子さんに読んでほしいなぁ。
行間や字のバランスなども、とても読みやすく作られています。 (てんぐざるさん 40代・ママ 女の子14歳、女の子10歳)
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