すえもりブックスを主宰し、国際児童図書評議会(IBBY)国際理事としても活躍した編集者の 末盛千枝子さんが語った、宝物のような絵本の数々と素晴しい人々との出会い、そして自らの半生。 代官山ヒルサイドテラスで1年にわたって開催され、大好評を博したセミナーシリーズを一冊の本に まとめました。 人間の生き方のなかに本当の美しさを見据えて伝えようとする「希望の言葉」と出会ってください。
【主な内容】
タシャ・チューダーとの出会い/仕事のしあわせ―ゴフスタインから考える/生きる知恵―シャー ロット・ゾロトウとともに/女性の生き方を考える―「ねずみ女房」を入り口にして/家族の風景 ―The Family of Man/クリスマスの絵本―贈り物について/即興詩人の旅―安野光雅さんと外 /アレキサンドリア図書館をめぐって―松浦弥太郎さんと語る/勇気と好奇心―ピーター・シスの 絵本を中心に/友情について
【著者紹介】末盛千枝子(スエモリチエコ)
1941年、彫刻家・舟越保武の長女として東京に生まれる。絵本の編集者を経て、「夢であいましょう」 などの番組を手掛けるNHKのディレクターと結婚、2児の母となるが、夫が突然死する。 その後、頼まれて最初に出版した『あさ』が1986年ボローニャ国際児童図書展グランプリ、 ニューヨーク・タイムズ年間最優秀絵本、サンケイ児童出版文化賞を受賞。 88年すえもりブックス設立。以後、まど・みちおの詩を皇后美智子様が選・英訳された 『どうぶつたち』、98年ニューデリーでの皇后美智子様の講演録『橋をかける』などを国内外で 出版。2002年〜06年までIBBYの国際理事をつとめた。
末盛さんの講演会でのお話です。私の好きな、タシャ チューダーさんや安野光雅さんのお話が楽しかったです。彫刻家の船越桂さんとの関係も驚きでした。
末盛さんの「本というものは、美しい宝の山」という言葉が印象に残りました。エネルギッシュな生き方を見習いたいなと思いました。 (どくだみ茶さん 30代・ママ 女の子9歳)
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