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幼い頃から、くる日もくる日も、バレエのレッスンに打ちこんできた、うさぎのマノン。バレエのレッスンが終わると、その日習ったことをお母さんの前で披露します。だって、マノンが踊ると、お母さんが嬉しそうに見てくれるから…。耳の聞こえない母親に、バレエを通して愛情を注ぐマノンの姿を温かく描きます。フランスを舞台にした、つちだよしはるさんの意欲作です。作中、一部手話が入ります。
土田義晴さんの作品だったのでこの絵本を選びました。ひた向きに踊る主人公が素晴らしいと思いました。お母さんを喜ばせるために一生懸命に踊る様子に感動しました。家に帰ってから幸福な時間を過ごす主人公の家族が羨ましかったです。手話も各所に登場するのでこの絵本を読むことで自然に手話に親しみがわくところが良いと思いました。 (なびころさん 30代・ママ 女の子3歳)
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