寝る前におじいちゃんから怖い話を聞いたメリーアンとルーイ。何でもおばけに見えてきて・・キャー! 二人ともすっかり眠れなくなってしまいました。でも,おじいちゃんにも,昔,そんなことがあったんだって。
孫たちを思い、おじいちゃんがこどもの時の思い出話を始めます。「・・そのうち急にベッドの下が気になってな、わしは勇気をふるいおこして覗いて見た。ボサボサの毛を生やし、首のない、長いシッポの怪物がそこにおったんじゃ」と言うと孫はすかさず「でも、それっておじいちゃん・・・じゃない?」と現代っ子たちとの愉快な会話が次々と続きます。いろいろなお化けが登場し、結末はおしゃれでほのぼのとしていて、年代を超えて共感でき楽しめる絵本です。
小さい頃の怖がりの自分と重なって親しみやすく楽しいお話です。
佑学社は業務停止で今はなく、よい絵本がたくさんあったのに惜しまれます。是非他の出版社で復刊していただきたく思います。現在図書館にはおいてあるので是非読んでみて下さいね。
復刊ドットコムにてお願いしています。
(まこりんさん 40代・ママ 男の子9歳、女の子9歳)
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