この本を手に取ってくださる皆さんの多くは、CD を買ったり、カラオケやコンサートに行ったりして、音楽の楽しさをよく知っていると思います。ところが、音楽について勉強しようとすると、楽しかったはずの音楽が急に難しくなってしまいます。学校の授業でも、歌ったり合奏したりしている時は楽しいのに、音楽史や譜面の話になると、頭が痛くなってしまったのではないでしょうか。
この本では、「古典派とロマン派ってどう違うの?」「8ビートって何?」といった、皆さんが日ごろ音楽について感じる素朴な疑問に答えてみました。音楽の仕組みを理解することと、譜面が読めることは同じではありません。皆さんが音楽に感じている“大好きだけど難しい”というイメージを少しでも解消することが、この本の目標です。
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