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第二次世界大戦下、二人きりになってしまった清太(14歳)と節子(4歳)の兄妹。生きようとしても生きられなかった戦争の悲しみを描いた名作「火垂るの墓」ほか、子どもと戦争の物語5編を収録。
火垂るの墓は私にとって決して忘れることができないお話です。私は昔、野坂昭如さんの講演会に何度も行きました。また私が介護士をしていた時、有料老人ホームでレクリエーションの時間に何度も火垂るの墓を朗読したからです。これは何よりも戦争の悲惨さを教えてくれます。そして戦争を通して人間とは何か、人生とは何かということをしっかり考えさせてくれると思います。素晴らしいお話です。 (水口栄一さん 60代・その他の方 )
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