もう走れなくなった古い機関車のきゅうべえに子供たちが登って遊んでいます。年取った駅長さんは、きゅうべえを立派な遊園地で走らせることが夢。そんな駅長さんが子供たちにゆめぶくろに願い事を吹き込んで持ってきてもらい、それを石炭の代わりに燃やしたら、空に向かってきゅうべえが走り出しました。
雲の上を走り富士山を見下ろし、カミナリ雲の中を通って宇宙まで・・・。なんとも夢いっぱいのスケールの大きなお話。宇宙の遊園地でぐんぐん走ったきゅうべえは、トンネルを抜けたらまた元の駅に止まっていました。
駅長さんの夢?作者の夢?大人の夢も子供の夢もかなえてくれる、そんな不思議な機関車です。
(ぽぽろんさん 20代・ママ 女の子4歳、男の子2歳)
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