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講談社絵本新人賞受賞作品! 1年じゅう夏の島、ハワイの小さな島でブタのカマカニ、ウマのカイリ、ヤギのアロハのなかよし3にんぐみは、まいにち浜辺で音楽をかなでつつのんびりくらしておりましたが……。
ハワイのある小さな島にブタのカマカニと、ウマのカイリと、ヤギのアロハの3にんぐみが浜辺で音楽を奏でながらのんびり暮らしていました。
ある日、島の祭で、特別なブタの丸焼きをつくることになり、カマカニが連れて行かれます。
そこでヤギのアロハが助けに行きます。
アロハの歌につられて集まってきた魚を全部捕まえて祭りに差し出したのです。
お陰で、カマカニは丸焼きにならずにすみました。
次にウマのカイリが人手(馬手?)が足りないと、カウボーイに連れて行かれます。
今度はブタのカマカニが助けに行きます。
カマカニの歌声につられて集まってきた島中の鳥たちを捕まえてカウボーイに差し出したのです。
鳥たちが牛のばんをしてくれるのでカイリは暇になり帰ることが出来ました。
次は予想通りですが、ヤギのアロハが捕まりそれを助けるのはウマのカイリです。
3人は無事元通り仲良く暮らす事ができるようになりますが、思いもよらない事態が!
最後までとても楽しめる絵本でした。
本文とは別に3人の話し言葉がふきだしで書かれています。
特にこのフレーズは笑えます。
【おらたち きょうだい だろか、三にんとも あごの せんが にとるでよ】
ちなみに
ハワイ語で「カマカニ ハイリ アロハ」と続けると「風が連れ去ったたいせつなもの」という意味だそうです。
(まりん♪さん 30代・ママ 女の子11歳)
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