◆もくじ◆ 序章「赤い靴」の少女 1 雨情の生い立ち ・旧家の坊ちゃん ・東京に出た雨情 ・家をつぐ雨情 2 さすらう雨情 ・なぜか樺太に ・石川啄木と雨情 ・長女みどりの死 ・野口雨情が死んだ? 3 もうしばらく無名の雨情 ・啄木ゆかりの釧路 ・離婚と再婚 4 童謡詩人・野口雨情 ・子どもたちのための歌 ・三大童謡詩人の三人目 5 名作童謡・新民謡・歌謡曲の数かず ・すぐに名作童謡が 「四丁目の犬」「蜀黍畑」・『金の船』の野口雨情 「十五夜お月さん」「船頭小唄」「七つの子」「山がらす」・童謡「赤い靴」 「赤い靴」「青い目の人形」「春のうた」「黄金虫」「しゃぼん玉」「旅人の唄」・関東大震災 6 もうしばらく童謡詩人 ・踊れる童謡 「あの町この町」「兎のダンス」 ・新民謡「波浮の港」 「波浮の港」 ・童謡「証城寺の狸囃子」 「証城寺の狸囃子」「雨降りお月さん」「紅屋の娘」「中野小唄」「蛙の夜まわり」 7 最後は民謡詩人として ・各地の民謡を書く ・「童心居」のお客さんたち ・疎開先での終焉 あとがき
・野口雨情資料編 ・野口雨情略年譜 ・野口雨情を訪ねて(関東地方) ・主な参考資料 ・野口雨情のアルバム(口絵)
童謡はあまりにも当たり前に聞きすぎていて
誰が作ったものか意識していませんでしたが
この野口雨情が、どれだけたくさんの名曲を作詞したか
本に列挙されている曲だけでも
すごい量です。
中には、題名がはっきりしないけれど
書いてある歌詞を読んでいるとメロディーが浮かんできて
「あ、この曲知ってるわ・・」となることも度々。
特に
娘が首が座る前から大好きだった「七つの子」も
野口雨情だったことを知り、
この本を手に取ったのはめぐりあわせかと驚きました。
資産家の跡取り息子だったのが
実家が没落し
苦労して物書きになった経緯には
才能もさることながら
続けていくことに、意味があるのだと感じます。
ついつい歌ってしまう、一冊でした。 (やこちんさん 50代・ママ 女の子16歳)
|