楽しくしっかり学べるジュニア日本史全集
主として中学生を対象に、歴史を学ぶ面白さ・大切さを感じてもらえる全7巻の日本史通史。学校教科書に準拠しつつ、ネット世代の情報感覚をも取り入れた、読みやすく入りやすい叙述と構成を心がける。
第1巻は、日本列島にはじめて人類が登場する旧石器時代から、縄文時代、弥生時代、古墳時代をへて、天皇を中心とした国のしくみがととのう飛鳥時代までをあつかいます。 その間、人びとのくらしはつねにかわっていました。旧石器時代の人びとは、石器をつかっておもに狩猟をして暮らしていました。縄文時代になると、土器をつくるようになり、狩猟や植物の採集だけでなく農耕もはじめました。そして水田稲作と、鉄や銅などの金属器が朝鮮半島からもたらされ、新しい弥生時代がはじまります。弥生時代には、金属器を手に入れたりするために、つよい力をもった王があらわれ、日本列島の各地に国がいくつもうまれます。そして国ぐにをまとめる倭国が出現して、王と中央・地方の豪族たちが、古墳づくりという共通の文化をつうじてひとつの国としてのまとまりをつよめていきます。さらに、新しくつたわってきた仏教が、倭国の政治や文化を大きくかえていくのです。 そうした日本列島のうごきは、中国大陸や朝鮮半島など、周辺の人びととの関係ぬきでは語れません。この本では、東アジアのなかの日本列島という視点をつねに忘れずに、この時代を描いていきます。
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