チェコで誰からも愛されている名作絵本。
働き者のありさんが、ぎっくり腰になりました。 お医者さんがやってきて診察し、森の仲間が懸命に看病します。 おかげで、ありさんは元気になりました。 小さいものへのいたわりが、幼い子どもたちの共感を呼ぶストーリー。 あたたかくコミカルなイラスト、リズミカルで優しい文章も魅力です。
丈夫で安心、手にやさしい角丸ボードブックです。
1993年のチェコの作品。
絵は、言わずとしれたズデネック・ミレル。
「もぐらくんの絵本」シリ−ズや「しりたがりのこいぬ」シリーズが有名。
文を書いたヨゼフ・コジーシェックですが、1861年生まれとのことですから、古典的な作品にズデネック・ミレルが絵を描いて発刊したということなのでしょう。
働きもののアリが、沢山の荷物を運んでいるのですが、ぎっくり腰になってしまうシーンから、物語は始まります。
(余談ですが、働きものと言われるアリですが、2割は怠け者だそうです)
物語は、とてもシンプル。
お医者さんがやってきて、次の朝には完治するというものなのですが、絵が物語る典型的な作品です。
ごく短い文章が添えられているのですが、無くても絵だけでストーリーの展開が分かるのです。
登場するキャラクターも多く、それぞれが魅力的なので、ファーストブックの次位の作品としてオススメします。 (ジュンイチさん 40代・パパ 男の子12歳、男の子6歳)
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