児童は4年生までの19人、実在の分校の半年を綴ったお話です。
そこには、先生と子供一人一人の、子供達同志の心の触れ合いがあり、仲間を思いやる心があります。
また、身近な自然の中での生き物の勉強、農業体験があります。都会の子供達には望むべくもない、豊かな環境。いえいえ、環境があるだけでは、宝の持ち腐れ。それを活かしてくれる先生と、陰で支えてくれているであろう、大人があってこそ、生きた勉強になるのだと思います。
土田さんの本は4歳の娘のお気に入り。もともとは動物ものが好きなのですが、最近はこの本が一押しのようです。寝る前の読み聞かせには長いのですが、「これがいい」と言われればいたしかたありません。長男の学校とついつい比べながら、複雑な思いで読んでいます。
土田義晴さんは、生まれ故郷の山形県でさまざまな活動をされています。この、たらのきだい分校との交流もその一部のようです。 (えっこさん 40代・ママ 男の子11歳、女の子8歳、女の子4歳)
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