誰かの歌声に救われたこと、ありますか? 「スケロウはうたいつづけました。うたっていれば、はねのいたみも、おなかがへるのも、わすれられました。」よろこびもかなしみも、みんなみんな歌の中に……。多様なテーマを問いかける感動作。
図書館の目立つところにあったのを、次女が見つけて借りてきて、パパに読んでもらいました。
歌の好きなからすのスケロウは、ある日ねこにやられて、とべなくなります。ひとりぼっちで、歌っていると、片目のつぶれたからすがやってきて・・・???
想像をはるかに超え、悲しい結末が待っている、シリアスなストーリーに、びっくりさせられました。
大切なことに気づくために、払った代償は、大きすぎました。
からすは黒という常識を打ち破る、とぼけた感じの絵もいいです。
(ぼのさん 30代・ママ 男の子11歳、女の子8歳、女の子4歳)
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