秋のお彼岸になりました。きりちゃんは、おばあちゃんといっしょにおはぎを作ります。亡くなったおじいちゃんは、きりちゃんが作ったおはぎが大好きでした……。おはぎを作ることで、ご先祖様や亡くなった家族に思いを寄せるお話です。『おばあちゃんのおせち』『おばあちゃんのえほうまき』に続く第3弾。巻末には、料理研究家・堀江ひろ子さんによる、三色おはぎのレシピがついています。
<ここがポイント> ・行事食を家庭で作る大切さを伝えます ・おいしいおはぎの作り方がわかります ・お手伝いがしたくなります
<編集者から> 巻末のレシピを作ってくれた料理研究家の堀江ひろ子さんは、お彼岸になると、おばあちゃん、お母さん、娘さんも一緒に、四世代でおはぎを手作りしてきたそうです。こんなコメントを寄せてくださいました。 「おはぎができあがると、重箱につめて親戚を回りました。主人の実家にいくと、姑がやはりおはぎを作っていてくれます。祖母から習ったおはぎと、姑が作るおはぎでは、大きさもあんを練る固さも違いますが、どちらもそれぞれにおいしく、子どもたちも楽しみにしていました。残念ながら姑のおはぎは食べられなくなりましたが、祖母と作っていたおはぎは、代々受け継いでいこうと思います」 家庭で行事食を作ると、食べ物にまつわる言い伝えを子どもに語ったり、それぞれの家の味が伝わったりと、よいことがたくさんあります。 ぜひ、おはぎを子どもさんといっしょに作ってみませんか。
こちらのシリーズの「おばあちゃんのひなちらし」を幼稚園児の娘と読みよかったので,こちらの「おばあちゃんのおはぎ」も読んでみました。
末巻には3色おはぎのレシピも載っていて,この絵本を読んだ後はおはぎを作ってみようかという気持ちになります。
行事を家庭で手作りで行う,大切なことだなぁと思わせてくれる絵本でした。 (まゆみんみんさん 30代・ママ 女の子4歳)
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