『青空のむこう』の著者が贈る、感動の小説。「デパート」で暮らすことになった主人公たちの冒険に、ぐいぐい引き込まれる素敵な物語。
長いお話は警察の取り調べ室ではじまります。
オリビアと言う少女が語り手なのですが、生き生きとしていて、映画を見ているような気分になります。住むところもお金もなくて、とりあえず大きなデパートに住みついたママと2人の女の子の物語りです。
ママは使って良いのは試供品と期限切れの食料品だけ、
触って良いのは、見本として外にだしてあるものだけ。それは汚したり壊したりすることなく、必ず元のところに戻すことと言う約束ごとを作ります。
読みながら、心配症のオリビアと一緒にヒヤヒヤドキドキしました。
ラストの思わぬ展開と一気に幸せの階段を駆け上る3人。
面白い映画を見終わったような感じでした。 (capellaさん 60代・じいじ・ばあば )
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