ちょうちょをおいかけているうちに、背の高い草にかこまれてしまった女の子。どっちをむいても草ばかり。うごくと葉っぱがピシッとほっぺたをぶちます。どうしよう……。
2歳〜3歳くらいの、かわいらしい女の子の目線で描いてある絵本です。
「川はシャラシャラ歌いながら走っていました」
「歯磨きみたいにすっとするにおい」
「草原が海の波みたいに揺れました。おなかがしずんでしまいました。肩もしずんでしまいました」
など、大人の目線や感性ではなく、子どもの目線の絵本なので、心が洗われるような気がしました。表現がとにかく、とても素敵です。
女の子の表情も、とてもいきいきとしています。 (こにゃららんさん 20代・せんせい )
|