今日はもりのパーティです。どんなごちそうを持っていこうかな? プーさんが棚をのぞくと、そこにははちみつたっぷりのつぼが8つ。 「わーい、こんなにたくさん!」 プーさんはたくさんのはちみつをパーティーに持っていくことにしました。 ところがそこへ、フルーツケーキをつくりたいオウルがやってきました。プーさんははちみつのつぼをひとつわけてあげました。次にどんぐりパイをやきたいピグレットにひとつ。今度はティガーがあらわれて・・・。 画面の中ではちみつのつぼが半立体(触っても楽しい)になっていて、とても可愛らしいこの絵本。 あれあれ不思議?最初のページにはつぼが8つあったはずなのに、ページをめくるにつれてひとつずつ減っていっちゃうよ。プーさんがなかまにひとつ渡すたびに、なくなっていっちゃうんです。 これは「穴あきしかけ絵本」。シンプルながら、小さな子どもたちに人気のあるしかけなんです。 お話を楽しみながら、つぼの数をかぞえたり、繰り返しページをめくってみたり、1ページずつじっくり触ってみたり。そして最後には、プーさんの嬉しそうな顔を見て大満足できる一冊です。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
はちみつのつぼが8つ。たくさんあるからパーティにもっていくことにしたプーさん。 フルーツケーキをつくりたいオウルに「たくさんあるから」とはちみつのつぼをひとつ。 どんぐりパイをやきたいピグレットにもひとつ。ティガーがぴょーんととびついてきて しりもちをついたプーさん。たいへん!はちみつのつぼがわれちゃった!ページをめくるたび、 はちみつのつぼがへっていくあなあきしかけえほん。 プーさんは、はちみつのつぼをパーティにもっていけたでしょうか。
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