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はじめてのクリスマス

はじめてのクリスマス(偕成社)

人気コンビがおくる、新作クリスマス絵本

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うしろの正面だあれ

うしろの正面だあれ

  • 児童書
著: 海老名香葉子
出版社: 金の星社 金の星社の特集ページがあります!

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作品情報

発行日: 2022年07月01日
ISBN: 9784323075044

出版社のおすすめ年齢:高学年〜

この作品が含まれるテーマ

出版社からの紹介

すべての世代に語り継ぎたい戦争体験。平和への渾身の想いをつづった感動作。

長火鉢、天神祭、路地に漂うにおい。下町に育った著者が経験した幸せな生活と全てを奪い去った戦争。今改めて読みたい平和への祈り。

ベストレビュー

思い出が楽しければ楽しいほど

ご存じ林家一門のおかみさん海老名香葉子さんのエッセイです
作者ご本人の幼少の思い出を中心に、東京大空襲で「戦災孤児」となって強く生きて行こうと進んでいく・・・

最初はまるでサザエさんを思わせるような大家族の楽しい活気に満ちあふれた生活感を、文面いっぱいに感じます
33の細かい段落で分けられて、そのうちラストの6分の1位が、最も悲しい「大空襲」の体験でした

いつもなら先がどうなるのか知りたくて、ページをめくる手も早くなのですが、このエッセイで私は初めて手が止まる経験をしました
前半の幼少頃の思い出が楽しければ楽しいほど、ページを進めるのが怖くなるのです・・・・
結末を知っているから・・・なのでしょうか

疎開先へ送るときに、戦場での父子の別れを歌った『桜井の訣別』をお父さんが歌うのは胸に迫るものがあります

「うしろの正面だあれ・・・?」と振り向いたとき、迎えに来た母の姿がもう見ることが出来ないとわかっているから・・・

そうなんだ・・・3月9日の「時忘れじの集い」で「67年たっても、母がどこかにいるように思えるんです・・」というご本人の言葉が重なり合いました・・・
どんなに元気で活発な姿であっても、こんなに長い間心に疼き続けていることをこのエッセイを通して感じます
だから、どこまで行っても「平和」を願うのです

小学校高学年以上なら読めると思います
ぜひ大人の方も読んでください
(風の秋桜さん 40代・その他の方 )

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