開くと飛び出すポップアップの他、つまみを引いたり、しかけをめくったりしながら、反対言葉を学べる ユニークなしかけ絵本。 「しかけ」と「反対言葉」・・・どういうことなのでしょう? 例えば、木に登っているサルがいる所は「うえ」。地面にいるサルがいる所は「した」。 うん、なるほど。 こっちを見ているカバの口の状態は「とじる」。大きく口の中が見えている状態は「ひらく」。 つまみを引っ張ればカバの口が大きく開いたり閉じたりするので、これは本当にわかりやすい! その他にも、ゴリラの「まえ」の姿を見た後に、しかけをめくれば「うしろ」の姿が見えたり、ミーアキャットが いやいや「すわって」いるしかけをめくると、みんな立っている。どうやら「たつ」方が好きらしい(笑)。 こんな風に立体的に解説してくれる反対言葉遊び絵本って、ありそうでなかったかも!? 大人でも、思わず「ふむ、ふむ」とつぶやきながら楽しんでしまいます。 まだ意味の理解できない小さな子どもでも、動物たちの動きを存分に楽しむことができますよ。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
つまみをひいたりしかけをめくったりすると、ゾウ、キリン、カバ、ライオンなど、 こどもたちの好きな動物の動きを楽しみながら、はんたいことばを学べます。
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