狼と山の神様に会いにいかなくちゃ。 スキー場に泊まっている瞳子(とうこ)が狼と神様のお湯をいただきに!? 昔話の世界を冒険する、ふしぎなふしぎな物語!
なんだろう。人が走る音ではない。瞳子がはじめてきく音だった。
『花守の話』、『狛犬「あ」の話』と続いて、今回は真冬の話です。
なんと!つた子先生(瞳子のおばあちゃん)が宿屋のイベントの助っ人で昔話を話しちゃったりします(^^)
瞳子はそろそろ、おばあちゃんの側いいると見えてくるいろんな不思議になれてきて、内心ワクワクしているようです。
今回は温泉地が舞台。おばあちゃんに“昔話”にも登場する狼や雪女たちも登場します。
雪女である《みふゆさま》はこの本の挿絵で見ると、瞳子と変わらない年頃の子のように見えました。
けれども、おばあちゃんの話だと、おばあちゃんが瞳子くらいの年頃だった時から、人の姿をしているときはいつも“そんな感じ”だったそうです。
実は今6月で、通年だと夏真っ盛りで暑い時期なので、こんな真冬の話はイメージがしにくいところですが、
今年はまだまだ肌寒い日が続いていて、この雪景色の温泉地の話もすごく簡単に想像できました。
楽しくて、読みやすいシリーズです。小学校の中学年くらいの方からお薦めします。 (てんぐざるさん 40代・ママ 女の子17歳、女の子12歳、)
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