春、薄暗い森にとつぜん現れた真っ赤な鳥。東南アジアから、子育てのために、日本へ渡ってきたアカショウビンです。するどい目つきで、動くものならなんでも捕まえて食べてしまうアカショウビンにも、容赦なく訪れる自然のおきて。激しいハンティングや一心に子育てをする姿など、日本での4か月の季節を追った写真絵本。
カワセミの仲間だというアカショウビン。
東南アジアから夏の間だけ日本へとやってくる渡り鳥です。
全体的に赤褐色の羽根、朱色のクチバシと脚。
羽根を広げると燃えるように赤く見えることから、アカショウビンという名がついたそうです。
緑の森に棲む場合、あまりにも目立つ色合いですが、何故こんな色になったのか、不思議な位赤いです。
ヒナは黒っぽくて、成長するにつれて、クチバシや脚の色が赤く変化していくところも不思議で面白いですね。
近年は見られる機会がかなり減ったそうです。
著者が書かれているように、日本の自然を守るだけでなく、世界規模で自然を守るように努力していかなければ、美しい自然に生きる美しい生き物達が守られないのだなぁと思いました。 (hime59153さん 40代・ママ 男の子7歳)
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