イスと卵の不思議なコンビで始まるこの絵本。1画面1画面にさまざまな出会いがあります。メジロやちょうちょ、もぐらなどの生き物との出会い、海へ出た喜び、透き通るような空の広がり…。画面のあちこちに、自転車に乗った人や犬の散歩をする人、ボールで遊ぶ子ども…。不思議なコンビが散歩をする場所から、ごく日常の人々の暮らしが見えてきます。この1冊から四季を感じ、暮らしを感じ、空の青さを感じられます。絵をじっくり見ていくと、なんてことなく暮らしているこの世のすばらしさが、あふれんばかりに伝わってきます。東京の下町を何度となくスケッチしてこられた井上洋介先生の世界がつまった1冊です。
【著作者プロフィール】 ■井上洋介(いのうえ・ようすけ)/1931年東京生まれ。第37回小学館絵画賞、第6回日本絵本大賞受賞。画集に『東京百画府』(京都書院)『電車画府』(パルコ出版)絵本に『まがればまがりみち』(福音館書店)『でんしゃえほん』(ビリケン出版)『タコボー』(理論社)『きつねのしっぱい』『おさんぽしましょ』(鈴木出版)など多数。
5歳の息子と読みましたが、
彼にはちょっと物足りなかったみたい。
タマゴがいすにのっていろんなところを旅するお話。
今まで見たことのない外界に繰り出す感動。
タマゴの視点から描かれていて、
各ページ、絵もとっても素敵なのですが、
ハラハラドキドキがなく、
お話も短めで、
5歳の息子にはイマイチのウケでした。
下の娘が4歳ごろに、再度トライしてみようと思いました。
どちらかというと、女の子向きかもです。 (ムスカンさん 30代・ママ 男の子5歳、女の子1歳)
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