復刊しました! みなさんの熱い思いで、ムーちゃんが帰ってきました。 なつ子のママのエプロンのポケットの中から出てきた、ムーという名まえの小さな小さな女の子。よるになると、なつ子をふしぎな国へつれていってくれます。 でも、それは、ママにはないしょ。ムーは、ほんきにしない人に見られると、消えてしまうんですって。 この「ポケットの中の赤ちゃん」は、“子どもの本の探偵”に、いちばん依頼の多かった、つまり、忘れられない、もう一度読みたいといった人がいちばん多かった本です。 お母さんのポケットから出てきた小さな女の子ムーちゃんを育てるという、子どもの皮膚感覚で描かれたこの物語を、読者であった子どもたちは忘れなかったのでした。いわば、子どもが守り、復活させたこの本を、いまの子どもたちもきっと楽しんでくれるでしょう。――赤木かん子(子どもの本評論家)
この本は私の友人が、小学生の頃読んで、もう一度読みたいと思ってる本でした。話を聞いて私も図書館で借りて読んでみました。読み始めると面白くってすぐ話の中に入ることができました。どきどきしたり笑えるところもあったり、ちょっと怖いところもあってハラハラしたりしました。最後はホロッと涙がでそうでした。とても面白かったので娘にもすすめました。娘も面白くって、あっという間に読んでしまったようでした。我が家の本棚にそろえたい1冊なのですが、絶版になってることを知り、とても残念に思いました。 (ずくぼんじょさん 40代・ママ 女の子8歳、男の子1歳)
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