クリスマスの日、マヌエルは、ひとりさみしく町を歩いていると、快い音が教会の中から流れてきました。吸い込まれるように中へ入っていくと、明るいロウソクの光と共に、どこからともなく不思議な声が聞こえてきたのです。「愛する私のこども、おまえはひとりぼっちじゃない…」それは、神さまからのやさしい声だったのです。
クリスマスの夜に8歳の息子と読みました。
この絵本の主人公、マヌエルは家族のいない男の子。
家族がいないマヌエルもひとりぼっちじゃない。
みんな、神様に愛されてうまれてきたこどもたちだよ。
という、神様からの暖かいメッセージの伝わってきます。
クリスマスは、家族で楽しく過ごして、サンタさんが来る!
というだけではなくて、
クリスマスに思うべき一番大事なことを、教えてくれた一冊でした。
布でつくられた絵に、あかるい色彩で、
寂しかったマヌエルの心が満たされてく様子が
とてもよく伝わってきます。
巻末で紹介されているスペインの子供達のクリスマスの過ごし方も、
とっても勉強になりました。 (ムスカンさん 30代・ママ 男の子8歳、女の子3歳)
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