なな子は、楽しみにしていたひな祭りに必要な桜の花をさがしに出かけました。しかし、突然、不思議な世界に入り込んでしまいます。
ひな祭りの前日、なな子のひな飾りの桜の花が全部散ってしまい、「これでは ひな祭りはできない」とおひな様が泣きだします。
神社に桜をさがしにいったなな子は、とつぜん不思議な世界に迷い込みます。そこで桜の花をみつけますが、桜の守り番のきつねのカクタが現れて・・・。
新野めぐみさんの挿絵がかわいくて、読んだあと心に小さな花が咲いたような温かい気持ちにさせてくれるお話です。
ひな祭りのシーンはなく、なな子が不思議な世界を冒険(というほどでもないですが)してくるお話なので、男の子にも楽しめました。 (莉瑠さん 30代・ママ 男の子12歳、男の子8歳)
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