ちゅいえこは、小さなくもの女の子。古道具屋にすんでいます。 ちゅいえこの最初のすみかは、扇風機の中です。ところが、扇風機は、お客さんに買われて行ってしまいました。 ちゅいえこの次のすみかは、置き時計の中です。ある日、ちゅいえこは、時計の奥の深い溝の中に、茶色い細長い袋があるのに気がつきました。それが何なのか、時計に聞いても、さっぱり関心がないと言わんばかりでした。しかし、ちゅいえこは、毎日、毎日、そこを通る度に、この袋のことが気になってしかたありませんでした。そこで、ちゅいえこは、お店のおじいさんにその袋のことを知らせるため、店中に糸をはりめぐらせようとしますが、そのためには、恐ろしい大ぐものそばを通らなくてはなりません。果たして、ちゅいえこは、糸をかけて、おじいさんに気づいてもらうことができるのでしょうか。 ハラハラドキドキの心温まる幼年童話。
「ちゅいえこ」というくもの女の子のお話です
古道具屋さんに住んでいて、最初は扇風機の中
ところが、お客様に売れてしまい次の住処は置時計の中
さあ、ここでちゅいえこは何かを発見するのです
「ちゅいえこ」という変わった名前も面白いのですが、くもの女の子が主人公と言うのも楽しい設定です
わかりやすい文章で読んでいて、目の前に風景が浮かんでくるようでした
いつのまにか「ちゅいえこ」の行動力に応援したくなるお話です
続きが読みたくなります
小学校低学年からお勧めです (風の秋桜さん 40代・その他の方 )
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