以前、家族旅行で訪れた沖縄。
空港から1時間のドライブで目についたのは
コンクリートの四角い民家と屋根にシーサーがのった赤い土の民家、
そして「多分お墓だろうね」となんとなくわかった不思議な形の「何か」でした。
何をどう調べれば沖縄で出会った小さな謎に行き着くのかわからないまま数年が経ち、
とうとう出会えた宝物のような本です。
導入部分の沖縄の歴史についてのくだりは
子どもに伝わるように平たい言葉で書かれているからこそ
ぐっと胸にせまります。
「絵本」に分類されるべきなのかはわかりませんが
絵からも充分にチカラを感じます。
『沖縄ではなくオキナワ』と表記されるのには、
作者の強い想いがあります。
子どもたちが成長したら、ぜひもう一度沖縄を訪れ、
この本を一緒に開きたいと思います。 (グレープフルーツ・ムーンさん 30代・ママ 男の子7歳、男の子1歳)
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