かぼちゃ島のかぼちゃ人は、のろまで、とんまだと言われている。しかし、かぼちゃに住み、かぼちゃを食べ、貧しくとも楽しくくらしているかぼちゃ人の生活や理想を知ったら、それでも君は、彼らをのろまで、とんまだとか言えるだろうか。かぼちゃ人にも、大もうけした時代があったが、かぼちゃがやせおとろえると、彼らは生活を変えたのである。かぼちゃにほれこんだ画家が描く、かぼちゃ人への愛にみちたゆかいな絵本。
「かぼちゃ人はこんな人」っていうのを、一つずつ紹介しています。
かぼちゃ人は、過去の過ちから自分の住んでいる場所を大切に思うようになり、考えを改め、みんなで仲良く暮らします。町じゅうみんなで子どもを育て、心と身体とお金の幸せを上手に交換し、ものを大切にします。空想の世界を楽しみ、海とともに暮らし、政治はほどほどに、祭りや伝統を大切に死、幸せに暮らします。
1回目読んだときは、かぼちゃ人?なんじゃこりゃって思ったけれど、あれ?これって、人間の理想?って思い読み返してみると、まさにその通り。あ〜、こういうことを伝えたかったのか。ってとてもスッキリして、この絵本が一気に好きになりました。 (みっとーさん 30代・ママ 男の子10歳、女の子8歳)
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