「わるいけど、きみを食べてもいい? ぼくね、たくさん食べて、もうすぐ冬眠しなくちゃいけないんだ」(本文より)──よわむしなカエルには、生きている虫をとって食べるなんて、できませんでした。しだいにやせほそるカエルは冬を迎え、ある決断をします。「いのち」と「食べること」について考える絵本。2013年、文芸社出版文化振興基金事務局主催「第4回えほん大賞」大賞受賞作品。
8歳の息子が泣きました。
生きている虫をたべることのできない「よわむしカエル」。そしてそのカエルに自分はこれまでたくさんの命をうばってきたということに気づかされた「ヘビ」。これ以上命をうばいたくない2匹だけど、冬をこすためには食べないといけない。
命あるものを食べて命をつなぐということ。
口ではなかなかうまく説明できないことをこの絵本は分かりやすく教えてくれました。 (ももたろうさん 30代・ママ 男の子8歳、女の子6歳、女の子0歳)
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