遠子(とおこ)と拾い子の小倶那(おぐな)は双子のように育った。だが小倶那は都に出、大蛇(おろち)の剣の主となり、遠子の郷を焼き滅ぼしてしまう。ヤマトタケル伝説を下敷に展開する古代ファンタジー。〈勾玉〉3部作の第2部。
10年ぶりくらいの再読です。初めて読んだ時に、すごく衝撃をうけたのですが、年月がたって読んでみても、やはり、他には類のない古代ファンタジーだなあと、思いました。
それに、遠子、小倶那、菅流と、登場人物の魅力的なこと。
読み終わっても、離れがたく、なかなか、物語の世界からぬけられませんでした。 (あんじゅじゅさん 40代・その他の方 )
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