「ボク、ずっとあやしいと思っていることがある。」 それは、パパのこと。パパって誰かに似ていると思うんだ。 妹に聞いてみると、「真夜中に、シュワッシュワッって何かの練習をしてるのを見たよ」とか「胸の中でピコンピコンって小さな音が聞こえるの」って。やっぱり・・・。 ボクは、パパがウルトラマンじゃないかと思ってる。
パパが変身するのはわたしたちにもお馴染みのウルトラマン。 だけど、イマドキのヒーローの姿はちょっとちがう!? なんてったって名前が「ウルトライックメン」。家族を守るために、家事に育児に大忙し。家族がみんな熱を出してしまった時の奮闘ぶりといったら。 あれ?ウルトラマンといったら地球の平和のために怪獣たちと戦っているんじゃないの? いえいえ。イックメンは、風邪を治すためにバイキンたちと戦うのです。 おかあさんは、パパはみんなをずっと看病してくれたのよ、なんて言ってるけどね。
「イクメン」と言えばすぐに通じるほど、今の父親像は変わってきました。 仕事一筋だけでない、育児にも家事にも父性を発揮するおとうさんたちが増えてきたのです。 そんなイクメンパパたちを絵本にしたら、ニューヒーローが誕生しちゃいました! いくらエプロンをしているからって、お腹がちょっと出てきてたって、力もちでたくさん遊んでくれる「ウルトライックメン」は子どもから見たらやっぱりかっこいいスーパーヒーローですよね。
『あらしのよるに』の木村裕一さんと組んだのは、アニメや絵本作品で活躍されているイラストレーターの西内としおさん。とても親しみやすい絵本になっています。 なんだか、うちのパパもウルトラマンに見えてきたぞ・・・!?
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
育児にがんばるパパがウルトラマンに変身! パパはぼくらのヒーローだ! でもその理由は…? 一家の大黒柱としての父親も、今や求められる姿は厳格で仕事に一途な家長的シンボルだけではないようです。育児に家事にその父性を発揮する「イクメン」なる存在が新しい父親像として認知されるなか、そんなイクメンパパの奮闘ぶりを子どもの視線から眺めてみたら、こんな絵本に仕上がりました。 国民的ヒーロー・ウルトラマンをベースに、「あらしのよるに」の絵本作家・木村裕一氏が原作を、幼児番組アニメーションやオリジナル絵本で活躍のイラストレーター・西内としお氏が作画を担当し、新しいヒーロー「ウルトライックメン」がここに誕生です。
<編集者からのおすすめ情報> 初回限定付録として、ウルトライックメンとその仲間の怪獣たちのマグネットシートがついてます! キャラクターのマグネットのほか、写真のまわりをふちどるフォトフレームシートとしても使えます。
小さなお子さんにとってパパの存在は偉大で、ウルトラマンみたいにかっこよく見える瞬間がたくさんあるのでしょうね。
ウルトラマンのテレビを見終わってすぐにパパが帰ってきたら、なおさらなのでしょう。
子どもの立場になって子どもの視点になって世界を見たら、今私が見ているよりもはるかに魅力的でワクワクする世界が広がっていそうです。 (めむたんさん 40代・ママ 男の子17歳)
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