くるくる元気な風の精と男の子が池のほとりで出会います。野をかけ、木に登り、落ち葉を舞い上げ遊ぶうちに生き生きと変化する子どもの姿を、美しい自然と共に描いた古典絵本の決定版。
ジビュレ・フォン・オルファースさんの作品は、自然への曇りのない目とそれをユーモラスな詩や物語にして優しく語りかける絵本です。残された彼女の作品は8冊と少ないそうなのですが、どれも、ドイツ古典絵本の傑作として長く読み継がれる素晴らしい作品ばかりだそうです(o^_^o)
訳者の秦 理絵子さんによるあとがきに、興味深い事が書かれておりました。
土と水と風と火。自然の中には、この4つの要素があって、それぞれ全く異なっていながら、働きを織りなし合っています。
人それぞれの気質にも、この自然の要素に通じるところがありそうです。引きつけたり、反発したり、でも、時々、タイプの違う者どうしが互いに補い合い、素晴らしい友達にもなれます。
よく、人をこの4つのタイプにグループ分けされる本等を拝見致しますね(o^_^o)
ワタクシの場合は、土なのだそうですが(^_^;)皆さんもご存知で当たり前に思われている事かと思いますが、この作品を、こういった要素を頭に入れつつ読み、この作品に登場するハンス(子ども)、小さな子どもって頭が大きいですよね(o^_^o)こちらも、あとがきからの引用となりますが、頭が大きい子の中には想像力がいっぱいで、でも現実をとらえるのはゆっくり・・・・・・。子どものタイプをそんなづうに捉える観方もあるのだそうです(o^_^o)
この作品を通し、風さんとハンスの小さな変化と成長を感じて頂きたいと思いました(o^_^o)
可愛らしく心温まる作品です♪