「きつねどん」 みんなの声

ハンガリーの民話ということで図書館で紹介されていたので、興味があり読みました。ずるがしこいきつねどんは、旅の者と偽り、赤ぎつねの家に泊まることにしました。袋ににわとりが入っていると嘘をついたきつねどんは、翌朝「にわとりが盗られた」と泣き出します。
このお話では、騙された動物たちが美しく見え、騙しているきつねの醜さが強調される。善悪を比較しながら読むと、この絵本の言わんとしていることが伝わってくるような気がします。

ハンガリーの民話です
ずるがしこいきつねどんは　みんなをだまして　親切なアカギツネの親子や　おおやまねこの家族を　だまします
だますことが　悪いことだとは思えないのも　かわいそうな　きつねどんです
食べるシーンがリアル

おおかみも　優しい家族なんです
この描き方が　ハンガリー民話の好いところですね
おおかみは　悪いと描かれるお話が多いので　なんだか　いいですね

くまのおとうさんは　このずるがしこい　きつねどんを　見抜いていました
わるいことはいけませんね！！
絵が　なかなかリアルで　目に表情があって　おもしろかったです

読み終わった後で、
5歳児が「悪いことしたから、罰が当たったね」と
言っていました。

まさに、その通りでした
。
でも、まさか、5歳児が本を読み終わった後に
総括みたいにそんなことを思うとは思ってもみなかったので
驚きました。

下手に親が感想を聞いたり、言わなくてもいいんですね。

私はいつも絵本は読みっぱなしで
しかも図書館で絵本を20冊ぐらい借りてきて、
1日3冊ぐらいを寝る前に読むだけで、
繰り返し読んだりもしないので
心に残るのかな〜と気になってはいたのですが
子どもなりに感想を持っているんですね、安心しました。

５歳の娘と読み増ました。

ハンガリーの民話だそうですが、東欧っぽい色遣いの絵、
まさにずるがしこそうなきつねどんの表情。
期待通り悪事を働くきつねどんを見て、
「こんなことしたらよくないよねぇ〜」と言いあった私と娘でした。

繰り返しのお話で、3パターン目くらいまでは
バレることなく詐欺をはたらいたきつねどん。
そのたびに袋の中身が大きくなっていくのがなんか悔しいのですが、
悪いことしてると絶対にいいことない！
と、はっきりと分かる結末で、とてもすっきりしました。

キツネはずるがしこい、というイメージは
東欧でも同じなのですね。

　表紙には、ひと癖ありそうな顔のきつねどんが、こちらを向いて立っています。そして、表紙をめくると今度は、とっても困ったような顔のきつねどん。でも、騙されてはいけません。彼はあぶりにくが食べたいだけ。ここから、悪だくみが始まるのです。

　動物たちの表情が、ずるがしこさや人の好さ、戸惑っている感じ、疑っている感じなど、心の中をしっかりと語っているのが印象的な絵だと思いました。そして、泊めてくれる家々の子どもたちの愛らしいこと。

　「悪いことをすると報いを受ける」という、とてもわかりやすい教訓のあるハンガリーの民話です。

悪巧みを考えたきつねどん。
自分の計画におぼれてしまいましたね。
人の善意につけこんではいけません。
最後はかわいそうだけれど、残酷さがなく終わっているので、安心感のある教訓話です。
次から次に獲物を丸呑みにしていくきつねどん。
ずるがしこさも感じましたが、ニワトリやがちょうを丸呑みにする表情は、なんだか苦しそうでした。