「発見！古典はおもしろい(1) ぞくっとするこわい話」 みんなの声

絵本には、古典を基にしたお話も多いのですが、この本でとりあげられる作品はどれも初めて目にするものでした。
古典の奥深さを感じます。
４編の物語が収録されていますが、どれも歯切れがよく、この本のシリーズへの期待感が膨らむ１冊です。

先日読んだ第２巻が面白かったので、１巻も読んでみました。
この巻は、「ぞくっとするこわい話」。
といっても、さほど怖くはなく、ふしぎな話や戒めの話という感じでした。
登場するのは、鬼や精霊などで、現代とはまた違う古典らしさを感じる味わいのあるものでした。
文章はすべて現代文になおされているので、とっても読み易いです。
昔話のひとつとして、気楽に楽しめるシリーズです。

知っているお話もありましたが、どれも楽しく読みました。
特に、3話目の鬼のひとつまみが息子のお気に入りで、読後はその話ばかりでした。
私は、作品解説も面白く、ちょっと古典に興味がわきました。
さらっと軽く古典を読めるシリーズとして、良いと思います。