表紙の絵が可愛らしくて、手に取りました。
山の村の男たち、頼もしい庄屋さんといっしょに大阪見物。
村を出たことのない男たちが、不安げなのをよそに、胸をぽんと叩いて、「自分のまねをしとけばええ。」と庄屋さん。
でも、実は庄屋さんも、大阪は初めてだったので…。
淡い色を使った優しい背景に、なんとも邪気のない登場人物たちの表情の可愛らしさ。
むかしの宿は、こうだったんだろうなと思える間取りのしっかりとした絵。
水瓶のある台所まで這っていく行列を見て、親子で大爆笑です。
画面に入りきらないほどの女中さんの笑い転げるアップにも、声も出せずに引きつり笑いをしていました。
最後のおちにも、笑わされました。