ガース・ウィリアムズは、ローラ・インガルス・ワイルダー作の「大草原の小さな家」の挿絵や、マーガレット・ワイズ・ブラウンとのコンビで知られています。
この作品は、初版が1952年で、邦訳は2006年というもの。
原題は、「Baby Animals」
題名通りに、動物の赤ちゃんが次から次へと登場し、隣にいる動物の赤ちゃんに遊ぼうって声をかけるというストーリー。
何と言っても特徴的なのは、動物たちの可愛らしい絵。
うさぎは、ガース・ウィリアムズの他の作品でお目にかかったことがあるのでそんなに違和感はないのですが、その他の動物は、やはりラブリー過ぎる感があります。
その大きな瞳は可愛いのですが、キリンとかカンガルーは、遣り過ぎではないでしょうか。
この手の作品と言えば、日本では薮内 正幸さん。
彼の作品は、図鑑と言っても過言ではないくらい精緻なもの。
この作品は、薮内作品よりも年齢が低い1〜2歳位を対象としたファーストブックと捉えた方が良いと思います。
くっきりとした絵は、きっと受け入れ易いことでしょう。