「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂 (7)」 みんなの声

前々から話題にはなっていた作品ですが、テレビアニメが始まり、ますます気になったので、手に取ってみました。

７巻から読み始めましたが、内容的にはそれほど困ることはなく、すっと世界に引き込まれます。
不思議なお菓子と、それを手にした人達の行く末。
良くなる場合もあり、悪くなる場合もある。
良くするのも悪くするのも自分次第。
まさに紅子さんの思惑通りの展開が、とても魅力的です。

怪童さんを介したたたりめ堂との勝負もスパイスとなって、ちょっぴり毒が強めの内容ですが、どんどん読み進められます。
大人気なのが納得の作品です。

よどみのお菓子対紅子のお菓子。
勝負の行方は！？
という感じの今作。ハラハラしつつ、相変わらずの楽しさでした。
よどみちゃんが紅子に対してこうも執着する理由が判明します。個人的には、思ったより子供っぽい理由で驚いてしまいました（笑）

小学校中学年にぴったりな児童書シリーズです。
シリーズものなので気に入ったらどんどん読めるのも嬉しいですね。
またまた、よどみの「たたりめ堂」とのお菓子勝負です！！
この勝負方法は、確かにお菓子を選ぶというだけあって、お菓子勝負にいい方法に思いました。
よどみが紅子さんをこうまでして憎んでいる理由も判明しますよ。

あっ！「7巻」出てたんだぁ〜！！
と、図書室で見つけ
即借りて、チャチャッと読んでしまいました（笑

ますます
おもしろくなってきてます
何が、おもしろいのかな？
と、思った時
人間のいやらしさー闇の部分が
具体的に、わかりやすく書かれているからでは？
と、考えました

まぁ〜、次から次へと
心に闇を持っている子どもから大人まで
出てくるものです
自分の気持ちや
身近な方で
似ている人がいるのでは！？

それもあるし
駄菓子のネーミングと
その効用も魅力的です

ドラえもんの道具とも
また違う
副作用が怖い！！
それもまたドキドキで
おもしろいんですね

今回は、怖いよどみちゃんから派遣された
怪童さん　ですが
そんなに悪人でなかったのが意外です

プラス、またよどみちゃんの復讐が
続きそうな予感ですが
墨丸の絵日記が最後にあり
和みます

「闇」を本で楽しむことで
自分の中にある「負」の感情、気持ち・・・
それらを否定するのではなく
昇華することがあるように思います

シリーズで、どの位続くのでしょう
楽しみにしています

怪童VS紅子さん。
銭天堂に両者の駄菓子を置いておいて、どちらがよりたくさん選ばれるのか！？
両者の駄菓子はなんとなく特徴があって、どちらのものなのかわかりますねー。
ひとつひとつのお話ももちろん楽しいです。
よどみが紅子さんをライバル視するわけとかも明かされています。