「明日のカルタ」 みんなの声

ちょっとシュールな表紙の絵に惹かれて手に取りました。
まえがきの、
明日は明るい日。
明日の明日はもっと明るい日。
だから未来は、すごく明るい。
というセリフで、もう心を掴まれます。
え「遠足も楽しいけど、近足も楽しいよ」とか
き「キリンの特徴を首が長い以外で答えるカッコよさ」とか、
ちょっと斜めから見た、カルタ語録。
中学生以上大人まで楽しめる絵本かなと思います。

お正月の遊びとしてのカルタに関係あるのかな？と思って、手に取りました。
実際に、アートイベントで開催された「巨大カルタ大会」がきっかけとなり、この本が刊行されたそうです。
句は、前向きなメッセージというか、考え方のヒントのような内容です。
私が良いなと思った句は「やめよう！右へならへ。」ですが、また別のタイミングで読むと、別の句が心に響くだろうと思いました。
イラストは藤原 徹司（テッポー・デジャイン。）さんで、独特な面白い絵です。

少し生意気に構えた絵と、カルタで表現された前向きな言葉たち。
多少違和感のある札もあるけれど、五十音を使いきりました。
人生訓のようで、自分を鼓舞する絵本です。
みんなで言葉遊びしながら、自分を元気づけるカルタを作ってみたくなりました。